2025.08.14 (木)
頭皮のバリア機能と菌のチカラ
 
        
頭皮のバリア機能と菌のチカラ
私たちの体にはたくさんの微生物が棲んでいて、日々忙しく働いています。
肌表面や口の中、胃や腸といった体内の器官などそれぞれの場所に適した微生物が、自分たちの持ち場をすこやかに保ってくれているのです。
これらの微生物=細菌や真菌のことを「常在菌」と言います。
菌というと、不衛生で病気につながるという良くないイメージがありますよね。
でもそればかりではなく、味噌や醤油、お酒、チーズに納豆など発酵させたり醸造したりする食品づくりには、菌の力が欠かせません。
それに、人の体に良い作用をもたらす菌もたくさんいるのだとか。
目には見えないけれど、私たちがすこやかに暮らせるのは、
微生物たちがせっせと働いてくれているからなんですね。

頭皮に棲む微生物たち
常在菌の役割って何?
さて、なぜヘアケアブランドのサイトで「菌」の話かと言うと、頭皮にも常在菌がいるから。
頭皮の表面にはさまざまな種類の微生物がいて、その数はなんと数百種類以上!
ひとつひとつには良い働きをするものも悪さをするものもありますが、全体で絶妙なバランスを取りながら頭皮環境を守ってくれているのです。
頭皮も含めた皮膚の常在菌の役割は、体の表面を覆う皮膚を健康な状態に保ち、病原菌が体内に侵入するのを防ぐこと。
適度な潤いと弱酸性というバリア機能を装備して、紫外線などの外的刺激や悪い作用をもたらす菌の増殖から守ってくれているわけです。
その力を発揮できるかどうかは多様な常在菌のバランス次第。
そんな、頭皮にとってうれしくも不思議な働きをする常在菌って、どんなものなのでしょうか。
善玉菌、悪玉菌、日和見菌
3つの菌のパワーバランスに注目

頭皮に棲む常在菌は、大きく3つに分類されます。
1つ目は、体に良い作用をもたらす善玉菌。
代表的なものが表皮ブドウ球菌で、汗や皮脂を食べてグリセリンと脂肪酸をつくります。
保湿成分であるグリセリンが皮膚に潤いを与え、皮膚を弱酸性に保つ脂肪酸は悪玉菌が増えるのを防ぎます。
2つ目は、体にとって悪い働きをする悪玉菌。
黄色ブドウ球菌が代表例で、善玉菌が減って皮膚がアルカリ性に傾くと増殖し、皮膚に炎症を起こしたりフケやニオイが気になったりと頭皮トラブルの原因になる要注意菌です。
そして3つ目が、善玉菌と悪玉菌のバランスに左右されてどちらの味方にもなる日和見菌。
代表的なのがアクネ菌で、ニキビの原因菌として知っている人も多いのでは?
普段は善玉菌と一緒に頭皮のバリア機能を保つために働いていますが、皮脂の分泌が増えたり毛穴がつまったりすると増殖して炎症を起こします。
一般的に健康な頭皮の常在菌バランスは、半分以上が日和見菌で、次が善玉菌、そして悪玉菌は少数派と言われます。
ところが、乾燥やかゆみ、フケ、炎症などのトラブルが起きている頭皮では、
悪玉菌の比率が増えてしまっている場合が多いそう。
乱れた菌バランスを整えて、すこやかな環境を保つことが大切です。
善玉菌を増やしてくれる
乳酸菌のチカラで頭皮ケアを
頭皮の常在菌バランスが乱れる理由はさまざまです。
季節や環境の変化、ホルモンバランス、ストレス、睡眠不足や食事など生活の乱れ、運動不足など、本当にいろいろ。これ、顔など肌の調子が乱れるときと同じですよね。
そんなときには食生活の見直し、十分な睡眠、ストレスフリーな環境とともに、スキンケアを変えてみたり・・・。
頭皮も同じ。
生活習慣や環境と合わせて、常在菌に注目して頭皮に働きかけるヘアケアを取り入れてみませんか。
イチオシは「ALORB」のLAシリーズ。

配合されている乳酸菌の力で常在菌のバランスを整えて、頭皮のバリア機能を高めてくれるんですよ。
乳酸菌といえば、生きて腸まで届くとか、おなかの調子を整えると言われるように
腸活と好相性の菌ですね。
じつは、頭皮でもしっかり効果を発揮してくれるのです。
LAシリーズにはお米から発見された植物性乳酸菌が配合されていて
常在菌のエサになることで善玉菌を増やして元気に活動するよう働きかけます。

常在菌のバランスが整ってくるので頭皮が弱酸性に保たれ、雑菌が繁殖しにくくなる。
また、乳酸菌には毛穴の汚れをしっかり取り除くという働きもあります。
使い続けるうちにかゆみやフケ、ニオイなど、
気になっていた頭皮トラブルの軽減、健全化をきっと実感できるはず。
LAシリーズで乳酸菌が配合されているのは、トリートメントとセラム(美容液)。
植物由来の力を生かし、常在菌を洗い流しすぎないシャンプーで頭皮をやさしく洗ったら、トリートメント&セラムの乳酸菌パワーで常在菌のバランス力をアップさせるというラインです。
頭皮の不調を感じたら、それはバリア機能が落ちてきているサインかも。
菌バランスを適切にケアして、すこやかな頭皮を取り戻しましょう。
外からの刺激やダメージに負けない元気な頭皮という土壌があってこそ
健康で美しい髪は育まれるのですから。
 
             
                     
                    